アーユルヴェーダ文献一覧
2021年12月12日
インドAYUSH省(保健家族福祉省)認定アーユルヴェーダ文献のリストからご紹介しています。
大学の授業から学術研究や論文のリファレンス、調査に活用されています。
(2021/12/12更新版)
テキスト | 著者 (敬称略) | 内容 |
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Bṛhat-Trayī 【Caraka Saṃhitā】 チャラカ サンヒター | Caraka チャラカ | 一般的内科、日常の健康習慣、ハーブの体系的説明、病気の体系的説明、診断法、パンチャカルマの手順など、最初の医書とされるアグニヴェーシャ・サンヒターを再編纂 |
Bṛhat-Trayī 【Suśruta Saṃhitā】 スシュルタ サンヒター | Suśruta スシュルタ | 外科処置(手術)の説明、器具の説明、日常の健康習慣、ハーブの体系的説明、病気の体系的説明、解剖学、解剖実践、アグニカルマ、クシャーラカルマ、毒物学などを包括 |
Bṛhat-Trayī【Aṣṭāṅgasaṅgraha】 アシュターンガサングラハ | Vāgbhata ヴァーグバタ | アーユルヴェーダ8科目についての詳細 チャラカサンヒターとスシュルタサンヒターを解釈、再構築されたとされる |
Bṛhat-Trayī【Aṣṭāṅgahṛdaya】 アシュターンガフリダヤ | Vāgbhata ヴァーグバタ | アーユルヴェーダ8科目についての詳細 チャラカサンヒターとスシュルタサンヒターを解釈、再構築されたとされるアシュターンガサングラハを再編纂 |
Laghu-Trayī 【Mādhava Nidāna】 マーダヴァ ニダーナ | Mādhava マーダヴァ | アーユルヴェーダの病理学や病因についての詳細 |
Laghu-Trayī 【 Śāraṅgadhara Saṃhitā】 シャーランガダラ サンヒター | Śāraṅgadhara シャーランガダラ | 季節と星座、脈診の詳細、用語の定義、パンチャカルマなど 3部門32章2600詩節 |
Laghu-Trayī【Bhāvaprakāśa】 バーヴァプラカーシャ | Bhāvmiśra バーヴァミシュラ | 治療、病理、兆候、症状の詳細 処方について |
Ᾱrogya Rakṣā Kalpadrumaḥ アーローギャ ラクシャー カルパドルマ | Kaikkulangara Rama Warrier カイカックランガララーマワリエー | ケララ伝統アーユルヴェーダの小児科学 12歳までの子供の治療法や処方、産後ケアについて |
Arkaprakāśa アルカプラカーシャ | Ravana ラーヴァナ | 様々な種類のアルカ(蒸留エキス)、その治療上の使用法、調合法が、他のどのアーユルヴェーダの書物よりも詳細に述べられている |
Ayurvedaprakāśa アーユルヴェーダプラカーシャ | Mādhava マーダヴァ | 古代インドの錬金術に関する重要な古典書の一つ |
Bhaisajaratnavali バイシャジャラトナーヴァリ | Govinda Dasa ゴヴィンダ ダーサ | 18世紀に記されたとされる製薬法に関するテキスト |
Bharat Bhaisaja Ratnakara バラット バイシャジャラトナーカラ | – | 古典文献の8科目全てに対応した約10,000の製薬法と処方について網羅したテキスト |
Cakra Datta チャクラダッタ | Cakrapanidatta チャクラパニーダッタ | 偉大な古典文献解説学者の著書 |
Gada Nigraha ガダ ニグラハ | Sodhala ソーダラ | アーユルヴェーダ製薬の処方、調合法についての詳細 |
Kupipakva Rasayana クピパクヴァラサーヤナ | Harisharanananda ハリーシャラナナーンダ | 鉱物製薬と水銀製剤に関する詳細 |
Rasa Chandanshu ラサ チャンダンシュ | Shrishankara シュリ シャンカラ | 鉱物製薬に関する詳細 |
Rasaratna samuchaya ラサラトナサムッチャヤ | Vāgbhata ヴァーグバタ | 13-16世紀にまとめられた錬金術の詳細 |
Rasatantra Sara va Siddha Prayoga Samgraha ラサタントラ サーラ&シッダ プラヨーガ サングラハ | – | アーユルヴェーダ製剤の百科事典 |
Rasa Tarangini ラサタランギリ | Sadanandasharma サダナーンダシャルマ | 鉱物製薬と錬金術に関するテキスト |
Sahasrayoga サハスラヨーガ | – | ケララアーユルヴェーダ伝統の医師らによって記された1,000以上の製薬手順を含むアーユルヴェーダ薬の大要 |
Sarvaroga Cikitsā Ratnam サルヴァローガチキッサ ラトナ | 既知の病気とその症状について、原因と遺伝性などを詳細に記載 | |
Siddhabheshajamanimala シッダベーシャジャマニマラ | Krishnaram Bhatta クリシュナラン バッタ | アーユルヴェーダの基本知識〜病気治療、ラサディドラヴャに関する詳細 |
Sidhha yoga Samgraha シッダヨーガサングラハ | – | アーユルヴェーダ一般診療のためのVangasena Saṃhitāに基づく処方の疾患別分類 |
Vaidya Cintāmaṇi ヴァイディヤチンターマニ | Vallabhacarya ヴァッラバーチャリヤ | アンドラプラデーシュの偉大なる医師による病因、病理学、診断法詳細に記述されている。非常に重要で実用的なアーユルヴェーダ処方が収録されている。 |
Vaidyajivanam ヴァイディヤ ジーヴァン | Lolimbarāja ローリンバラージャ | 一般的な病気のための単一でシンプルなハーブのレシピ合計で37の単剤レシピが記録された16世紀ごろの書物 |
Vasavarajeeyam バサヴァラジーヤン | Neelakanta Vasavaraja Kottoru | 南インド医師必須重要ハンドブックとして知られる18世紀にアンドラプラデーシュの医師により記されたアーユルヴェーダ治療の実用書 |
Yogaratnākara ヨーガラトナーカラ | – | アーユルヴェーダのA to Zブック。古代から17世紀後半までの書物に埋め込まれた古代の医学的な知恵や知識を網羅 |
Yogataraṅgiṇī ヨーガトランジニー | Trimalla Bhatta | 古代から17世紀後半までの56冊の書物に記載されている製薬を抜粋 |
Yoga Cintāmaṇi ヨーガチンターマニ | Harṣakīrti ハルシャキールティ | 17世紀に記された様々な病気に対するアーユルヴェーダ治療法大全 |
KāśyapaSaṃhitā カーシャパサンヒター | Kāśyapa カーシャパ | 別名Vṛddhajīvakīyaṃ tantraṃ ヴルッダジーヴァキーヤンタントラ カーシャパによるアーユルヴェーダ論考 主に小児科、産婦人科分野で参考にされるテキスト |
BhelaSaṃhitā ベーラサンヒター | Bhela ベーラ | アートレーヤの6人の弟子のうちの一人の記したテキスト。チャラカサンヒターに記されていることと共通するところが多い(チャラカサンヒターの裏付けになる)が、時折詳細に違いが見られる |
ViśvanāthaCikitsā ヴィシュヴァーナータ チキッサー | Viśvanātha ヴィシュヴァーナータ | 全7章で構成されており各章製薬法約10種類の処方が記載 |
AbhinavaCintāmaṇi アビナヴァチンターマニ | Cakrapani Das チャクラパニ ダス | 病気の種類と治療法、予後について記されたオリッサ州の18世紀後半のテキスト |
Vangasena Saṃhitā バンガセーナサンヒター | Vangasena バンガセーナ | 別名Chikitsasara Samgrahaチキッササーラサングラハ。病気の診断、予後、症状、治療法を包括的にまとめられている |