SDJ Ayurvedalaya 滞在記③
いよいよSDJでのトリートメント最終日。
アビヤンガとスチームバス、肩の痛みのハーブ湿布を5日間受けて、今日は仕上げにナヴァラキリ。そして明日の朝に下剤をかけることになっています。
(パンチャカルマ(体内浄化法)でなくても下剤や浣腸はおこなうことができます。パンチャカルマとの違いについて詳しくはまた別の機会に。。)
今朝は5時半からのアシュラムのテンプルへ出かけました。
まだ真っ暗で寒いのですが、頑張って息子も一緒に参加。
テンプル内の撮影は禁止なので写真はありませんが、、本当に美しいプージャーでした。
ダクシナムルティの像がプージャーによって洗い清められ飾られていく様を見ていると、まるで私が今受けているアーユルヴェーダのトリートメントの行程と同じだなあ、と思いました。
隅々まで丁寧に洗われ、最後に香りの良いお花や綺麗な布をまとっていく。
アーユルヴェーダ古典にある私たちに施される身体浄化法と生活法に示されているものですよね。
ああ、そうだよなあ、そういうことだよなあ、、と、ぼんやりしていた時、突然感動がこみ上げました。
この小さな空間で行われていることの凄さ。。
延々と続く力強いチャンティングが一音一音が暗闇と静寂の中に広がり。。
そして徐々に太陽の光が差し周辺が明るくなり始める。
個人の救いを求める為ではない
もっと壮大な
人間の通常の知識では追いつかないエリアにコネクトしていく。。
毎日毎日ここで祈ってくれている人たちがいる。
大切なことに気付き、感謝が溢れてきた瞬間でした。。。
最後にプラサーダムをいただいてSDJに帰ってくると
山の向こうから太陽がちょうど顔を出していました。
今朝の朝食はフルーツとジンジャーティ。
プラサーダムと相性も良く美味しくいただきました。
そして、、、なんとこのタイミングで生理が。。
残念ながら今日のナヴァラキリはキャンセル。(あと2日待って欲しかった。。)
ドクターに報告にいくと、
「5日間のトリートメントのあとに生理なんて自然の浄化だから良かったよ。」
ですよね。。(でも残念〜)
そして、今朝私が感じたことにリンクするように、
「アーユルヴェーダのトリートメントテーブルは言ってみればテンプル。生理中の女性がテンプルに入れないと一緒で、テーブルに上がってはいけないんだよ。」
<Dr.Parthasarathy>
おお!やはりそういう意味が!!すかさず聞き返します。
「ではアビヤンガなどのトリートメントはプージャーのような意味が?
神様の像を洗うように、セラピストは患者にトリートメントをしているのでしょうか?」
「そう、その通り。初日に話したけれど、私たちは患者の病気を治すということはしません。アーユルヴェーダのトリートメントや薬、食事で汚れや詰まり、滞りを取り除き、磨き上げ、その人本来の能力を最大限に引き出していくのです。」
今回私は、ヴェーダーンタとアーユルヴェーダの融合がどうされてるのかとても興味がありこちらの施設に滞在させていただいたのですが、素晴らしい経験と体験を通し、知りたかったこと以上の大きな気付きを得ることができたような気がしています。