TAJが基礎講座にサンスクリット語学習を導入する理由
Contents
アーユルヴェーダを学ぶのにサンスクリット語がなぜ必要?
アーユルヴェーダを日本で学ぶのに何故サンスクリット語から学ばなくてはいけないのでしょうか。
説明するまでもなく、アーユルヴェーダは古代インドで発祥し、その知識はサンスクリット語で口伝されてきました。そしてパームリーフに文字として刻まれるようになって、広く多くの人に伝えられるようになったのですが、誰もが文字を読んでその意味がすぐに理解できる、という文献ではありませんでした。
アーユルヴェーダの知識を実践とともに理解している優れた伝承医によって、アーユルヴェーダの知識を理解するのに十分な資質のある人に伝えられてきた知識は、サンスクリット語の意味だけでなく、その背景にある文化や価値を知らずに本質的な理解に繋がることは不可能です。
サンスクリット語の文献を英訳しそれを日本語に訳すると、アーユルヴェーダ基礎理論の本質的理解に混乱をもたらします。
アーユルヴェーダ文献で使用されるサンスクリット語をそのままに理解すること。
それがアーユルヴェーダの基礎理論を正しく理解することに必要不可欠であることはいうまでもありません。
サンスクリット語で勉強するのって大変で難しいのでは?
サンスクリット語は難しい、と一般的には認識されているようですが、そんなことありません。
サンスクリット語はとてもシンプルで簡単な読み書きは数時間で習得することが可能です。
音と文字が一致しているため、日本語のように読み書きがすぐにできるようになるのです。
TAJの基礎講座ではアーユルヴェーダ用語の文字と音と意味を同時に学んでいきます。
日本語だけで勉強するのとは格段に違う、深い理解に落ちてきます。
TAJ基礎講座のその他の特徴
アーユルヴェーダの基礎理論は1度学んでおしまい、とはいきません。
理論で学んだことを実践し、その実践から理解に落とし込み、更に基礎理論の深い意味につながりさらなる実践へと繋げていくことが必要です。
同じシュローカを学んでも、初級者の理解と実践者の理解は違います。
私は指導する立場になって、10年が経ちますが、繰り返し同じテキストの同じシュローカを学び続けています。実践者でありながら学習者なのです。
TAJの基礎講座は、色々な背景の人たちが一緒に学んでいますが、ご参加の皆様それぞれに必要な学びと実践につながる講座になっています。
またアーユルヴェーダは実践の学問です。
頭で考えるだけでなく、実際にアーユルヴェーダから学んだことを実践していかなければなりません。
この基礎講座では、単なる資格習得や知識向上を目的にせず、あらゆる人の人生に役立つ実践知識として、日常の生活の送り方や心身のメンテナンス方法をお伝えしています。
そして、毎回その時のご参加者様に合わせ、学習の妨げにならないように、消化に軽くバランスのとれたアーユルヴェーダ理論を反映したランチをお出ししています。
ランチもアーユルヴェーダの実践学習の一環になります。
講師からのメッセージ
昨年よりスタートしたトラディショナルアーユルヴェーダ基礎連続講座がこの春からパワーアップします。
サンスクリット語の文字の読み書きも同時に学んでいける内容になります。
本気でアーユルヴェーダを学びたい方にはきっとご満足いただけるはずです。
アーユルヴェーダ学習の第一歩、実践者のステップアップのための機会として、是非多くの方にご参加いただきたいと思います。
Traditional Ayurveda Japan 代表 田島恭子
トラディショナルアーユルヴェーダ基礎連続講座
〜サンスクリット語から学ぶアーユルヴェーダの基礎〜
2017年4月29日(土)~5月1日(月)