湿度にご注意!スパイスの保存について
アーユルヴェーダの食事法にご興味を持たれる方が最近本当に増えてまいりました。
TAJでも食事学講座を開催しておりますが、受講のきっかけを伺うと8〜9割の方が
「スパイスの使い方をまなびたいです」
とおっしゃいます。
スパイスが身体によい、ということで皆さん色々なスパイス料理を学びたい、ということが講座受講のきっかけになるのですね。
また、
「スパイスを買ったけど、使いきれずに数年キッチンで眠っています」
ということもよくうかがいます。
スパイスはその香りの強さから、いつまでも使えると誤解を受けがちなのですが、保管方法を正しくしていないと、他の食品同様カビてしまったり虫がわいて、身体に毒になってしまいます。
スパイスは特に湿度に弱いので、保管は乾燥剤などをいれ、密封した容器で直射日光が当たらないよう常温で保存をしましょう。
ガスコンロやシンクなどにスパイスを置いている方も多いと思いますが、できれば湿気の少ない食品保存庫などに。
ちなみに冷蔵庫も保管には向いていません。
そして開封したら賞味期限に限らずできるだけ早く使ってください。
使うときは乾いた清潔な匙をご使用ください。
スーパーなどで小売されているスパイスがなぜ小容量なのかはちゃんと意味があるのですね。
大容量のスパイスを入手された場合は、小分けにして真空パックにして保管するなど工夫が必要です。
湿度の高い梅雨時期〜夏にかけては特にスパイスの保管に気をつけて下さい。
日本人の私たちには毎日スパイシーな料理というのは生活に馴染まず、結果色々買ったスパイスをなかなか使い切れない、、ということがあります。
そんなときにオススメなのが、手軽に作れて飲みやすいスパイスティーです。
コーヒーや紅茶のかわりに、ハーブティーのようにスパイスをお茶にして飲むと消化機能やお腹の調子を整えてくれるし、キッチンにスパイスを眠らせることにならないので、TAJの食事学基礎講座の中でもスパイスティーの作り方や活用の仕方をお伝えしています。
講座では受講生がそれぞれに目的に合わせスパイスをブレンドしお茶を作ってみるのですが、不思議と(?)どれも美味しい!そして、皆さん驚かれるのはその手軽さと飲みやすさ、そして体調の変化を実感できること。
ということで、前回の講座にご参加された方のレシピをご紹介します。
テーマ:冷房などの冷えによる首肩背中のこりを改善するスパイスティー
選んだスパイス:生姜、アジョワン、シナモン
理由:循環をよくし、神経の調整をするスパイスを選びました。
このスパイスティーを考えられた方からその後体調の変化についてお知らせをいただきました。
『先日教えて頂いたスパイスティーを作って朝晩飲んでいます。
冷房による肩、背中の痛みや張りが和らぎビックリしています。
湿布から離れる事ができました!』
素晴らしいですね!
その他にも、お腹の調子が改善した、疲れにくくなった、眠りやすくなったなど、ご報告いただいています。
個人のご体調や日本の気候風土などとの兼ね合いを考慮しながらスパイス使いを無理なくしていけるようになると良いですね。