Ayurvedic Herbs ⑬ニルグンディー
2021年12月6日
アーユルヴェーダではハーブのクオリティは用途が多いほど高いと考えられます。様々な用途に使用できるだけでなく、あらゆる面で優れた力を発揮するとされるニルグンディー(和名でタイワンニンジンボク)は樹高5 mほどの常緑低木または小高木で、5枚に分かれた葉っぱ(時折3枚葉も見られるそうです)が特徴的です。日本の植物園でも見ることができます。
ニルグンディー(Nirguṇḍī ニルグンディー)
ラサ(味):カトゥ(辛味)ティクタ(苦味)
グナ(性質):ラグ(軽性)ルークシャ(乾性)
ヴィパーカ(消化後の味):カトゥ(辛味)
ヴィールヤ(薬力):ウシュナ(熱)
トリドーシャへの影響:カパとヴァータのバランス
アーユルヴェーダ文献記載のクニルグンディーの利点
- 駆虫(Kurmi)
- お肌の問題(Kshta)
- 筋肉痛や関節痛(Rujapaha)
- 食欲に役立つ(Aruchi)
- 未消化物の排出をサポート(Amahara)
- 余分な脂肪に(Medahara)
- 傷の治りをサポート(Varnahara,Varnakrmi)
- 鼻水など風邪に(Pratishaya,Shuvasahara)
- 記憶力をサポート(Smurtida)
ニルグンディーの活用法
ニルグンディーの葉を焚いた煙は蚊除け効果があり、また鼻水など頭部に溜まったカパを綺麗にすると伝えられています。
ニルグンディーの葉の煎じて作ったハーブ水でうがいをすると喉の痛みを緩和すると伝えられています。
※効果を保証するものではありません
アーユルヴェーダ伝統製法によるニルグンディーの活用
ダシャムーラタイラ:頭を冷やしスッキリさせるマッサージオイル
サラスヴァットアリシュタ:記憶力を向上させると伝わる伝統的なアーユルヴェーダ酒
注意事項
個人にあったアーユルヴェーダハーブの活用についてはアーユルヴェーダ専門家にご相談ください。
なお健康状態に不安がある方は必ずかかりつけ医師やお近くの病院でご相談ください。