Ayurvedic Herbs ⑨ディル – シャタプシュパー
2021年12月6日
ディルは5000年以上昔からインドで使用されているハーブです。サンスクリットでシャタ=100の、沢山の プシュパ =花が咲くという名前のとおり、可憐な黄色の小さな花をたくさん咲かせます。
ディル(Śatapuṣpā シャタプシュパー)
ラサ(味):カトゥ(辛味)ティクタ(苦味)
グナ(性質):ラグ(軽性)ティークシュナ(鋭性)
ヴィパーカ(消化後の味):カトゥ(辛味)
ヴィーリャ(薬力):ウシュナ(熱)
トリドーシャへの影響:ヴァータとカパをバランス
アーユルヴェーダ文献記載のディルの利点
- 消化をサポート(Deepani)
- 発熱に役立つ(Jwara)
- 腹部のさしこむ痛みに(Shoola)
- 目の不調に(Akshi Roga,Akshivrana)
- ヴァスティカルマに(Basrilkarma)
(葉) - 精力活性(Vrushya)
- 子宮の健康に(Rudhira Gulmaji)
- ヴァータバランス(Vataghna)
- 母乳を増やす(Stanya)
- ピッタを増やす(Pittakrut)
- 食べ物の味をよくする(Ruchidayaka)
ディルの活用法
胃酸が気になるときにシードまたは葉を煎じてお茶にすると伝えられています。
肩や腰の痛みにシードをパウダーにしリコリスやサンダルウッドと合わせてギーと混ぜた湿布が伝えられています。
※効果を保証するものではありません
アーユルヴェーダ伝統製法によるディルの活用
- ナーラヤナタイラ、マハーラクシャディタイラ:ヴァータバランスのマッサージオイル
- マハーラスナディカシャーヤ:ヴァータ性の関節不調をサポートする煎じ液
注意事項
個人にあったアーユルヴェーダハーブの活用についてはアーユルヴェーダ専門家にご相談ください。
なお健康状態に不安がある方は必ずかかりつけ医師やお近くの病院でご相談ください。