Ayurvedic Herbs ③ リコリス-ヤシュティマドゥ
2021年12月6日
何千年も前からインドでは喉の不調時にリコリス(甘草)を噛む習慣があります。アーユルヴェーダではラサーヤナハーブとして健康の強化や維持のためによく使用されるハーブです。
日本でもハーブティーとして販売されているため日常に取り入れやすいハーブです。
リコリス(Yaṣṭimadhu ヤシュティマドゥ)
ラサ(味):マドゥーラ(甘味)
グナ(性質):グル(重性)スニグダ(油性)
ヴィパーカ(消化後の味):マドゥーラ(甘味)
ヴィーリャ(薬力):シータ(冷)
トリドーシャへの影響:ヴァータ&ピッタをバランス
アーユルヴェーダ文献記載のリコリスの利点
- 長寿が望める(Jeevaneeya)
- 骨折や傷が早く治る(Sandhaeeya)
- 肌の色を改善する(Varnya)
- 喉に良く声をよくする(Kanthya)
- 痒みを和らげる(Kandughna)
- 吐き気に役立つ(Cardonigraha)
- :尿の色を健康的にする(Mutravirajaneeya)
リコリスの活用法
リコリスパウダーをギーと合わせてとると声の質が良くなると伝えられています。
リコリスパウダーを水やオイルでペーストにしてパックすると肌色をよくすると伝えられています。
※効果を保証するものではありません
アーユルヴェーダ伝統製法によるリコリスの活用
- ヤシュティマドゥータイラ:肌や髪の毛に潤いを与えて強くするマッサージオイル
- クンクマディタイラ:伝統的なアーユルヴェーダの整肌フェイスオイル
注意事項
個人にあったアーユルヴェーダハーブの活用についてはアーユルヴェーダ専門家にご相談ください。
なお健康状態に不安がある方は必ずかかりつけ医師やお近くの病院でご相談ください。