Kativasti カティヴァスティ
2021年12月3日
カティヴァスティとは、(カティ=腰 ヴァスティ=溜める )という意味でアーユルヴェーダの局所トリートメントです。
ウラッドダルのパウダー練って作った土手を輪にして置き、ハーバルオイルを溜めおきます。
深部まで温めることによりこりかたまった筋肉をほぐします。
アーユルヴェーダにおける腰痛の考え方
アーユルヴェーダでは腰痛の原因として生活習慣や食習慣による消化力代謝力の低下によりアーマが生成されたことに由来するものがあると考えます。
そのためインド本国においてはアーマ排出を行う体内浄化法パンチャカルマと合わせてカティヴァスティが行われています。
カティヴァスティで使用されるオイル
- クシーラバラタイラ
- コッタムチュッカディタイラ
- マハナーラヤーナタイラ
- サハチャラディタイラ
- カルプーラディタイラ
- ピンダタイラ
- ムリヴェンナタイラ
- ジンジャリータイラ(セサミオイル)
などから選びます。
カティヴァスティの手順
- 穀類の粉(ウラドダルもしくは小麦粉など)を水を加え耳たぶくらいの硬さに練る。
- 練った粉を土手のように輪にして腰に貼り付ける。
- 輪の中に温めたオイルを注ぎ入れ、30-40分程度キープしておく。(冷めたら入れ替えて温度を一定に保つ)
- 終了したら背部全体、太ももをオイルマッサージしホットタオルで温める
カティヴァスティを行う際の注意事項
この施術はうつ伏せの状態で行うので食後すぐの状態では行えません。
また、うつ伏せの体勢を取れない人も適していません。
施術の前に排便を済ませておくことで腰の緊張を取りやすくなります。
カティバスティの類似トリートメント
同じ手順で首に行う場合をGreeva vasti (グリーヴァ・ヴァスティ)、胸に行う場合をUro vasti (ウロー・ヴァスティ)膝に行う場合をJanu Vasti(ジャヌ・ヴァスティ)と言います。
アーユルヴェーダトリートメント提供に関わる関連法令
アーユルヴェーダサロンはお客様の健康維持や向上のためのサービス提供をしています。
安心してご来店いただけるように法令に違反するような行為や発言また広告を行なうことのないように気をつけましょう。
施術提供する際に関わる関連法令は以下になります。
・薬機法:使用オイルやハーブなどに関わる法令
・景表法: SNSやHPなどでサロンの宣伝をする際に関わる法令
・医師法/ あはき法:HPなどの表記やサロン内での言動に関わる法令
詳細は[アーユルヴェーダセラピストのための関連法令]からご確認ください